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今、注目はこれだっ!!
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Satisfaction (JUGEMレビュー »)
INO hidefumi 猪野秀史のデビューアルバム。フェンダーローズ・エレクトリックピアノといえば一昔前のなく子も黙る名機。このビンテージものの電気ピアノのダークでメロウなサウンドが堪能出来る一枚。彼のアルバムはこれが最高! Kenいち押しのサイトはこちら
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2009.06.30 Tuesday 21:02
嗚呼勘違い?悲劇のレギンスおばさん
JUGEMテーマ:日記・一般
最近は婦女子の間ではレギンスなる珍妙なスパッツというかタイツというか、まぁ、そういうものが流行しておるのだ。 おもな着用事例としてはスカートの下に穿くものであって、それだけを単独で着用するという用法はないものと思われる。 そのせいかどうかわからないが透過性の高いスカートが見受けられるようになった。 スケスケでも下に黒いレギンスを穿いているので、取り立てて問題はなく、悪戯に潜在せる紳士諸兄の欲望を掻き立てることもなく無難に着こなせるわけである。 近年はキャミソールと称する下着のごとき着衣が流行したかと思うと、スカートの下にブルージーンズを穿いてみたりと、エレガントという概念がどこかに忘れられてしまったような、とにかく普通でないことをよしとする風潮が見受けられ、誠に困ったものである。 そんなことを嘆きながら歩いていたある日のこと、ふと目の前を通り過ぎた一人のビア樽オバサンになにか異様なものを感じたのだ。 それが何なのかとっさには理解できず、立ち止まった。 くるりと踵を返して、そのビア樽オバサンの過ぎ去る方向を見やると・・・・なんと!! そのオバサンの出で立ちに私の大脳がびびっと反応していたことがわかったのだ。 なんとポロシャツに黒いレギンスという出で立ちなのであった。 「おいおい、普通はレギンスの上に腰が隠れる程度の何物かを纏うであろう?」 しかし、そのオバサンの平静然とした様子に圧倒されてしまって思わず目をそらしてしまった。 私の負けである。 「ふぅ〜、してやられた!!」 それから2週間後、またもや、同じビア樽オバサンに出会った。 「うわっ!出やがった!」 やはり、今回も同じ出で立ち!!すれ違いざまにマジマジと見たのだが、そのタイツ状の黒い穿物はよく見るとレギンスではなく、なんと!!驚いたことにスラックスなのであった。 それがあまりにピチピチ状態だったために私の眼にはレギンスとしか映らなかったのである。 「お〜い、勘弁してくれよぉ〜。なんでそのスラックス、タイツ状態なのよ!!」 安心してよいのか、いや、怒るべきなのか・・・。 まったく人騒がせなオバサンである。 周りの迷惑も考えてほしいものだ。 少しはゆとりあるものを身につけて欲しい。 そして、それから4日ほど過ぎた6月29日の朝。事件は起きた!! それは予想だにしない朝の通勤時のこと。 目の前を横切る一人のビア樽オバサン。 例のタイツ状スラックスで私を欺いたあのオバサン、その人である。 「え〜〜〜〜!!!!!」 ウエストまでの短いブラウスの下は、なんと!!正真正銘のレギンスなのである!! 「レギンスだけ」なのである!!!!! 黒いレギンスを通して下着の黒いショーツが見えている。 それはまるで男性のバレエダンサーのタイツ姿を見ているようで、激しい衝撃であった。 しかも、そのオバサンは堂々と日傘をさしてオメカシもしており、どう見ても立派な通勤なのである。 そのいでたちで駅に向かっているではないか!! 本当に恐ろしいこととはまったく予期せぬ時に起こるものなのである。 駅の階段をのぼりながらちらりと後ろを振り返ると、ビア樽バレエダンサー姿の黒レギンスオバサンも駅の階段を上ろうとしてるのであった。 その破壊力たるやすさまじいものがあった。 今、思い出しても、怖い。 笑っている場合ではないのだ。 誰か、オバサンにレギンスの正しい用法を教えて欲しい。 どうして気がつかないのだろう。 それは形こそスラックスに似ているけど、違うのよ、オバサン。 それはストッキングと同じように使うの、ね、オバサン。 もう、お願いだから、ね。 まったく世に一番恐ろしいのが勘違いであると私は思う。 何しろ本人はまったく信じているわけで、それでよいと思っている。 だから微動だにせず、ほんのわずかでも悪びれることなく、堂々たるものである。 憎めないと言えば憎めないが、それって犯罪でしょ、一歩間違えば。 本当に怖い世の中になったものだと嘆かざるを得ないのである・・・・。 2009.06.29 Monday 22:38
デジュー・ラーンキ
JUGEMテーマ:日記・一般 ご存じの方も多いと思うが「ハンガリーの三羽ガラス」といえばアンドラーシュ・シフ、ゾルターン・コチシュ、デジュー・ラーンキの3人のピアニストを指す。この話はちょっと前に書いた1977年のことに喚起されて思い出した事柄の一つだ。 ちょうど1977年だったと思うが、前述のハンガリーの三羽ガラスの1人であるデジュー・ラーンキが来日したのである。 私はちょうどそのころショパンの演奏に必死で取り組んでいたわけで、このラーンキはいわゆるショパン弾きとして来日したのであるから、ちょっとは興奮を覚えたものである。 ちょっと内向的で頭髪をマッシュルームカットにしていてどことなく若き日のリンゴ・スターのごとき風貌。 日本の若き婦女子にはすこぶる人気があった。 三羽ガラスの中ではダントツであったと記憶する。 さて、いよいよ話の本題に入る。 仙台公演の合間に、どういういきさつかわからないのだが、私と大学で同じ研究室に所属していた淳子さんの家でラーンキが練習をすることになった、というか、ラーンキの練習に淳子さんの家のピアノを提供することになったという驚きの事件が起きたのだ。 もちろん研究室のみんなが色めきたった! 私もピアノ弾きのはしくれとして是非ともラーンキの練習をかいまみたいと思ったものだ。 しかし、そういった要求はことごとく却下。 今思えば当たり前である。 世界的なピアニストが精神を集中して練習をするのである。 ぞろぞろと野次馬が詰めかけてよいはずはがない。 仕方がないので、せめて楽譜にサインをもらえないだろうかと思った。 当時、私は楽譜を一つの芸術とみなして部屋に飾っていたのである。 その中にラーンキのサイン入りのショパンの楽譜があってもよいではないか! 私が所有していたショパンの楽譜でもっとも美しかったのはスコダのウィーン原典版「ショパン・エチュード集 作品10」であった。 結構な値段がしたものである。 これを淳子さんに託して「ここにサイン、ね?」と頼んだのであった。 して、その翌日・・・。 「断られたよ」 「なんで!?」 「楽譜は神聖なものだって」 「・・・・」 淳子さんはけらけらと笑って、あなたは馬鹿ねぇという表情をした。 「楽譜は神聖かぁ・・・。」 想いもよらない言葉に大きなダメージを受けた。 あれから30年。 淳子さんは結婚してイランへ行ったことまでは知っている。 あれから、どうしたのだろうか・・・。 ハンガリーの三羽ガラスの一人アンドラーシュ・シフはグルード以来のバッハ弾きとして、また、シューベルト弾きとして名をあげ、ゾルターン・コチシュは稀代のラフマニノフ演奏者として有名になったが、楽譜を神聖とのたもうた肝心のデジュー・ラーンキはいつしかショパン弾きの世界から姿を消し、もう、引退したのかと思ったのだが、突然、ラ・フォル・ジュルネに現れてシューベルトなどを披露したようで驚きである。 昔はショパンやラベルが得意だったと思うのだが・・・記憶違いだろうか・・・。 いずれにしても再び演奏活動を再開してくれたことはうれしい限りである。 でも、ひょっとしてコンサートの後に楽屋口でCDを差し出してサインをお願いしたら「お〜、CDは神聖で〜す!だから、サイン、できまっせ〜ん!」なんてのたまうのうだろうか(笑) 2009.06.28 Sunday 22:06
初めて聴いたオーケストラ
JUGEMテーマ:日記・一般
先日、初めて聴いたクラシック音楽はシャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団によるベートーベンの「運命」とシューベルトの「未完成」であると書きましたが、それでは初めて生のオーケストラを聴いたのはいつだろうかと考えてみました。 するとこれは意外に遅く、すでに大学で音楽を専攻した後のことだったと判明しました。 それまではずっとレコード鑑賞だったんですね。 私が初めてオーケストラを聴いたのは東北大学交響楽団の演奏だったのです。 あれは1977年6月25日、川内記念講堂でのブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」でした。 指揮はデービット・ハウエルというすらりとした外国人でした。現在は大阪音楽大学で作曲と指揮を教えているようです。 このときに聞いたブルックナーが素晴らしく印象的で、今もあの感動を忘れることができません。 なんというのでしょう晴れやかな金管の音と張り裂けそうな弦の音のせめぎ合いが壮絶でしてバイオリンの弓がちぎれて第一バイオリンも第二バイオリンも切れた弓がふわふわしていて演奏の邪魔だろうなと余計なことに気を取られたりしたものです。 今もブルックナーの4番を聴くたびに思い出します。 そのあと少々病みつきになったわけではないのですが、次に聴いたのもやはり東北大学交響楽団でした。 これはその年の秋(11月28日)の演奏会で、サンサーンスのチェロ協奏曲(指揮:小泉和弘)でした。 レイヌ・フラショーという女性のチェリストが長いスカートをはいてステージ現れ、がばっと足を開いてチェロを抱え込んだ時には、思わずはっと息をのみました。 女性のチェロってすごい格好だなぁと、今は、なんでもないですが、仙台のような男女別学で育った青年にとってはそういう女性の姿を見ることは大変に刺激的なことでもあったのです。 彼女のチェロは後に吉祥寺でドボルザークの協奏曲を聴きましたが、やはり、その時もちょっとだけ心理的な抵抗があって、なんとなく見つめてはいけないような気がしたものです。 あれから30年が経つんですよ。 年をとるわけです。 それに初めて聴いたのはアマチュアのオケだったんですね。 懐かしいです。 宮フィルとか仙台フィルは聞くことなく大阪に行ってしまいまして、大阪で初めて聴いたのが大フィルでしたね。 だから、プロのオケの初体験は大阪で大フィルということです。 そして出し物は確かブラームスの一番だったと覚えています。 もちろん朝比奈さんが棒を振っていました。 1981年のことになります。 懐かしいです。 2009.06.27 Saturday 23:22
マイケル・ジャクソン急逝す
JUGEMテーマ:日記・一般
正直なところ驚きました。 なんで?若いのに!と思います。 それと同時に95年以降はかわいそうな生活だったとも思われて不憫です。 彼の音楽は私も結構聴いていました。 だいたい「スリラー」のあたりがピークでそこから後は徐々につまらなくなって「ブラック・オア・ホワイト」あたりが最後かなと・・・、私個人は思います。 それでも、彼は音楽的業績だけではなくMTVに新しいジャンルを築いたと思いますし、ダンスの世界でも業績があった人だと思います。 負けず嫌いなのか、新しいものが好きなのかどちらかはよくわかりませんが、とにかくやるだけのことはやりましたよね。 立派です。 しかし、近年はねたみなのかわかりませんが、いろいろな誹謗中傷やゆすりたかりが目的と思われる事件なんかもあり裁判に引きずり出されては傷ついてゆく彼の姿は正視できないものがありました。 多くの誤解の中で孤独な人生を送っていたのだと思います。 本当の愛に恵まれることなくこの世を去ったのだと思うと、なんだか胸が締め付けられるような思いがしますね。 ファンではなくとも悲しい最後でした。 謹んでマイケルのご冥福をお祈りします。 2009.06.26 Friday 06:51
もうひとつメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲を!
JUGEMテーマ:音楽 先日はギドンの演奏によるレアな方のバイオリン協奏曲をご紹介しましたが、やはり、それだけではいけないと思い、メジャーな方のバイオリン協奏曲もご紹介しておきます。 もちろん そうなれば、ここはアンネ=ゾフィー・ムターしかないでしょう。 他にも諏訪内晶子のものなどもありますが、このムターの盤はCDとDVDのセットになっていることと、もうひとつ、オール・メンデルスゾーン・プログラムであるという点でダントツにお勧め。 しかも、ピアノ三重奏に至っては激レアものであるし、観客なしのDVD映像もまた大変に貴重なものなのである。 DVDで見る方にはCDは不要だし、CDで聴く方にはDVDは不要なのですが、まぁ、そこはそれ、どちらでも鑑賞できますという売りで勘弁していただこう。 まず、バイオリン協奏曲の方であるが、これは、有名な方の作品。 ムターと言えばカラヤンのお気に入りだったことで有名だが、肩ひもなしのドレスでも有名。 とても上品で美人だし、知性と教養があるので、ドイツ女性のあこがれの存在として、いまだに君臨しているという。 一時、ドイツの女性の間では夜会服はムターを真似て肩ひもなしの人魚型が大流行したようであるが、当のご本人は今でもその人魚服を着て演奏なされていらっしゃる。 このメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲はメンデルスゾーンの生誕200周年を記念して演奏されたものなので、もちろん、メンデルスゾーンのゆかりのライプツィヒ・ゲバントハウス。 指揮はクルト・マズア。 このマズアの指揮が実に面白くて笑えるのもDVDならではの世界。 ムターの演奏は緩急自在で実に艶っぽい。 久し振りの演奏なのに、この曲の名演ベスト10に入るものではないかと思う。 それほどに素晴らしい演奏に仕上がっているのだ。 また、ピアノ三重奏やバイオリンソナタは観客なしの演奏で淡々としたものだが、それがまた枯れた味わいでよい。 ピアノは元夫のプレビン。チェロはハレルという名演奏家がそろっている。 ここでの演奏もしっとりしたもので、これを選んだムターの選曲眼も素晴らしいと思う。 このCD+DVDセット5000円と少々高いのだが、このセットは貴重な映像を見るという観点から、DVDにCDが付いていると考えるべきかと思う。 そう思えば、決して高い買い物ではありませんぞ。 |
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